平成21年10月9~11日 青森県八戸市公会堂
地区テーマ:「愛と英知で 未来を!」
大会テーマ:「洒落た いなか」
10/9 大会前日 各種委員会・諮問委員会・
RI会長代理ご夫妻歓迎晩餐会
10/10 大会1日目第1本会議・第2本会議 懇親会
10/11 大会2日目 第3本会議・第4本会議
2830地区ガバナー:村井 達 (八戸RC)
RI会長代理:坂本俊雄(東京八王子南RC)
2009~2010年度RI理事:黒田正宏
(八戸南RC)
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次年度地区大会実行副委員長 小野晃範
次年度地区大会実行副委員長 上田俊夫
青森県の街作りという地元の切実なニーズを背景に、「洒落た いなか」という目標を明確に掲げて、行政・企業・ロータリーの三つが一体となって相乗効果を発揮している良い例ではないかと思う。ロータリーの原点に還り、ロータリーが地域社会にとって極めて大切な役割を持つものであることを認識し、誇りと自負を持っていることに感銘を受けた。
彼ら地方人の素朴さがポールハリスのロータリー精神を継承し得ている一つの要素と思われた。
大会1日目 村井 達ガバナーの講演
青森県の発展のために「洒落た いなか」というテーマを明確に掲げ、郷土愛と、ウイットに富んだ話で聴衆の心を捉えた。
坂本俊雄RI会長代理はロータリーの本質について分かりやすく明快に話をされ大会を格調高いものにされた。この地区は「未来の夢企画」のパイロット地区に選ばれ2013年から新しい試みが始まることもあって、国際ロータリー活動との一体感が緊張感を生み出していた。
黒田RI理事の基調講演「水・保健と飢餓・識字率向上の青森版を作ろう」は、真摯そのものであり大会の骨格となっていた。
2830地区は6分区に分けられ合計40クラブ、会員総1500人とまとまりやすいこともあるが、各クラブの活動を個々に丁寧に取り上げ、称賛していることが印象的であった。
インターアクト及びローターアクトの紹介では若者1人1人の声を聞き且つ代表者のスピーチは活き活きとして青少年の育成活動をアッピールするのに効果があった。
大会を通してアトラクションはなく唯一、大会のオープニングとして行われた八戸私立白銀南中学校合唱部の合唱は会場の雰囲気を爽やかに引き締めるものであった。
大会2日目 基調講演
「洒落たいなかの食文化」
演者:東京農業大学名誉教授 小泉武夫氏
青森県の将来の発展のためには東北地方の食の伝統を見直すことが肝要であり、今大会のテーマである「洒落た いなか」への大切なアプローチである。これを国内外に発信して行かなければならないとして、郷土愛にあふれた素晴らしい講演は聴衆を魅了した。
RI第2830地区の地区大会は大会の目的、意義にまことに忠実で、形式に陥ることなく質素ではあるが地区の独自性を発揮し、ロータリーの原点を追求する姿勢の感じられる好感の持てる大会であったと思う。